近世村人のライフサイクル (日本史リブレット)



近世村人のライフサイクル (日本史リブレット)
近世村人のライフサイクル (日本史リブレット)

ジャンル:歴史,日本史,西洋史,世界史
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庶民の暮らしがわかる本

近世というと戦国時代だ。
農民は搾取されていて、戦になると家も田畑も焼かれるという被害者だ。
というような印象しかなかったのだが、ところがどっこい。
村には村の秩序があり、家と村を守っていくというしきたりもあるのだ。

この本では、農民が弱者ということとは無関係に、近世の村人はどのような秩序でもって暮らしていたかを解説している。
つらく厳しい話がないけれど、このように自治が行われていたのだ。ということがわかる。
今よりも公正な部分もあったりするのだ。
だからとって昔が良かったとは思わないが、300年経って、手に入れた幸福もあるけれど、失った幸福もあることがわかる。
すべてを失わずにいいとこ取りをしたわけではないのだ。

現代では、個人の人権が尊重されて、それはとてもよいことなのだけれど、「社会のもの」という意識はプライバシーの干渉だけれど、弱者にとっては必要だったものではないかと思う。
106ページ

ページ数106の本です。
従って、細かい考証や、一次資料からの引用・抜粋を多く期待すべき読み物ではありません。
近世の村や村人の暮らしについて詳しく、つっこんで勉強したい人には物足りません。
しかし言いかえれば、すっきりとまとめられたコンパクトな本で、入門書としては良いです。

ページの上部が、語句の解説にあてられていて、これだけさっと読んでも勉強になりますし、
本文を読み直しせずとも復習になります。




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